▲ゆりかご幼稚園：川崎市宮前区
４月の初め。ゆりかご幼稚園に真新しいランドセルを背負った子どもたちが「帰って来たよ」と言いながら集まってきます。この日は近隣の小学校の入学式。静寂な園庭が、たちまちにして色とりどりのランドセルの花畑となりました。
「ゆりかごの子どもたちは、姿勢を正して真剣に人の話を聞ける、と小学校の先生たちに驚かれます」と園長の荒井利夫先生。秘訣は「和光同塵」。難しい話を少しおどけ、たとえ話も入れながら、子どもの目線になって毎日伝え続けた荒井先生の話術の賜物です。「入学式の日が、本当の意味でのゆりかご幼稚園の卒園の日です」。荒井先生にやさしい笑顔がこぼれます。
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